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NYひとり旅 Day8 / New Museum〜激寒ハドソン川クルーズ〜ミュージカル観劇

Trip

DAY8 2019.01.03 Fri.

この日のお天気は晴れ。
天気が良いので少し散歩してから美術館〜ハドソン川クルーズ〜ミュージカルという盛りだくさんな内容です。

グリニッジ・ヴィレッジを散歩

昨夜、友人との食事が楽しくて食べすぎ。お腹も空いていないのでコーヒーをテイクアウトして、散歩しながらワシントン・スクエア公園方面へ向かいます。
ホテルを出て15分ほど歩くと落ち着いた感じの住宅街に。

グローブストリート

グローブストリート沿い。このあたりは古い建物が多くてなんとなくロンドンと似た雰囲気を感じます。
Sex and the Cityで有名な「マグノリアベーカリー」もこの通りにあります。(近くにはキャリーが住んでいたアパートも)
写真左奥に見える建物は、ドラマ「フレンズ」でモニカとレイチェル、ジョーイとチャンドラーが住んでいたアパート。

グローブストリート

撮影に使用されたのは外観のみで、アパート内の様子はセット撮影とのこと。
1階部分はLittle Owlという名の地中海レストランになっています。

レンガ造りの古い建物

レンガ造りの古い建物が多く、静かで趣のあるエリア。

歩道にはクリスマスツリー

歩道にはクリスマスツリーに使用された「もみの木」が点々と廃棄されていました。

グリニッジ・ヴィレッジを抜けて大通りに出て、ロウアー・イースト・サイドへ向かいます。

トラック

落書きだらけの派手なトラックを発見。

フードカートが大通りの真ん中に横転

フードカートが大通りの真ん中に横転。ちょっとした渋滞を引き起こしていて、持ち主と見られるアラブ系のお兄さんが困り顔で助けを待っていました。

New Museum(ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート)

本日1つ目の目的地「New Museum」到着
こちらは現代美術専門の美術館。
有名無名問わず実験的で革新的な作品の展示を行うことが多く、ニューヨークでも最新のアートに触れられる美術館。
1977年に設立され、何度か場所を移し2007年にBowery(バワリー)地区にリニューアルオープン。
特徴ある建物の設計には日本の建築家ユニットSANAAが関わっています。
7階建ての建物まるごと美術館ですが、1フロアが広くないのでサックと見て回れます。

 
 
 
 
 
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New MuseumはNEW YORK PASS®利用可

The New York Pass®

New Museumは、NEW YORK PASS®で入館可能です。(通常$18)
カウンターでスマホのパスを提示してチケットに交換してもらいます。
ほとんど来館者もおらず、11時のオープンと同時に待つことなくスムーズに入館。

(100以上の施設やアトラクションを満喫できるお得なThe New York Pass®については、準備編の記事をごらんください)

New Museum
ミュージアムエントランス

Sarah Lucas(サラ・ルーカス)特別展

訪問時は、イギリス人アーティスト、サラ・ルーカス(Sarah Lucas)の特別展 AuNaturel が開催中。
いきなり美術館入り口に巨大なブーツの作品が鎮座。

 
 
 
 
 
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サラ・ルーカスはダミアン・ハーストと同じくYBAs(Young British Artists)の一人とのことで、作品もセクシャリティを題材にしたコンセプチャルで大胆なものが多く、下調べもなく来たのでちょっとした衝撃を受けました。

サラ・ルーカス

1階・地下のギャラリーへ

蛍光グリーンの大きなエレベーターに乗ってフロアを移動します。
Asli Cavusoglu

1階のサウスギャラリーにはトルコ出身のAsli Cavusogluというアーティストの巨大なストーンパネル作品が展示されていました。

地下にはシアターがあり、広い空間にインスタレーション作品「MARIANNA SIMNETT: BLOOD IN MY MILK」の展示。
床に置いてあるビーズクッションを好きなところに持っていって寝転がりながら作品を鑑賞可能。
薄暗さも相まって寝落ちしそうになりながら鑑賞。

 
 
 
 
 
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週末にはニューヨーク市を見渡せる屋上テラスも開放されるそうです。

 
 
 
 
 
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常設展などはなく、常に期間限定の特別展が開催されているので
訪れるたびに新しいアートに触れることができる美術館です。

New Museum of Contemporary Art(ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート)
住所: 235 Bowery at Prince Street, New York, NY 10002
New Museum公式サイト

サークルラインクルーズでハドソン川観光

New Museumを出て、Uberでハドソン川沿いの埠頭「Pier83」へ移動。
ミュージカルの時間までハドソン川をクルーズ観光します。
クルーズ観光には様々なコースがありますが、今回利用するのは約1時間半で主要なランドマークを見れるコースです。

サークルラインクルーズはNEW YORK PASS®利用可

The New York Pass®

サークルラインクルーズは、NEW YORK PASS®で乗船可能です。(今回利用したランドマーク・クルーズは通常$37)
NEW YORK PASS®を利用して乗船できるサークルラインクルーズは3コースとなります。
NEW YORK PASS®を利用してサークルライン観光クルーズに参加できるのは1日1回のみ)

(100以上の施設やアトラクションを満喫できるお得なThe New York Pass®については、準備編の記事をごらんください)

NEW YORK PASS®で乗船できる各クルーズコースの特徴

NEW YORK PASS®を利用して乗船できるサークルラインクルーズは以下の3コース。
いずれのコースも「Pier83」が発着港となります。
■ベスト・オブ・NYCクルーズ
■ランドマーククルーズ
■ハーバーライツクルーズ

各コースの特徴を簡単にまとめてみました。

ベスト・オブ・NYCクルーズ

通常価格: $44 
所要時間: 2時間半
「Pier83」を出てハドソン川を南下、自由の女神の横を通りハーレム川を北上、ヤンキースタジアム横を通ってマンハッタン島をぐるっと1週するガイド付きクルーズコース。
エリス島、自由の女神像、ウォールストリート、ワンワールドトレードセンター、サウスストリートシーポート、ブルックリン橋、国連本部、エンパイアステートビル、ヤンキースタジアム、グレイシー・マンションなどなど、2時間半をかけてたっぷりニューヨークを堪能できるコース。

ベスト・オブ・NYCクルーズ
©OpenStreetMap contributors

ランドマーククルーズ

通常価格: 大人$37 
所要時間: 1時間半
今回参加したクルーズコース。
「Pier83」を出てハドソン川を南下、自由の女神の横を通りハーレム川を北上してウィリアムズバーグ橋を過ぎたところで折り返して「Pier83」へ戻るガイド付きクルーズコース。
エリス島、自由の女神像、ワンワールドトレードセンター、サウスストリートシーポート、ブルックリン橋など、1時間半をかけてめぐるコース。

ランドマーククルーズ
©OpenStreetMap contributors

ハーバーライトクルーズ

通常価格: 大人$41 
所要時間: 2時間
上記、ランドマーククルーズのガイド付きイブニングクルーズ版。
マンハッタンの夜景を堪能できるクルーズで、出港が夜7時となります。

NEW YORK PASS®を利用してランドマーククルーズへ

NEW YORK PASS®を利用したサークルラインクルーズ乗船までの流れを簡単に記しておこうと思います。
(あくまで「私の場合」ですので参考までに)

NEW YORK PASS®利用の場合、事前予約ではなく直接窓口へ

NEW YORK PASS®公式サイトを確認すると、サイトを通した事前予約は出来ないようで、直接窓口へ向かう必要があるとのこと。(パスを利用しない場合はサークルライン公式サイトから日時を選んで事前予約可能)
当初ニューヨーク到着直後すぐにクルーズ観光しようと思っており、サークルライン公式サイトで数日中の空き状況を確認してみたのですが、年末ホリデーシーズンのためどの時間も満席状態。その状況で窓口に向かっても乗船できるかわからなかったので、年明けにあらためて空席状況を確認してみることにしました。
1月2日にサイトを確認すると空席があり予約可能な状態だったので、翌日の美術館訪問後に乗船することにしました。
NEW YORK PASS®公式サイトによると

乗船方法:サークルラインのチケット窓口でパスを提示するだけで乗船券をお渡しします。ご提示の際に、クルーズの日時をお選びください。乗船時間と発券時間には45分以上の余裕を持ってください。
NEW YORK PASS 公式サイト

とあるので、数日前でも窓口にてPASS提示の上、日時を選んで事前にチケットを購入することができるようです。(未確認ですのであしからず)

発券から乗船まで45分以上の余裕を持ってとのことなので1時間前に「Pier83」へ到着。
窓口にてNEW YORK PASS®モバイルパスを提示して乗船チケットに交換してもらいます。

乗船チケット
こちらが乗船チケット。15時半出発便です。

セキュリティチェック後に乗船

乗船する人の列に並んでセキュリティチェックを受けます。身元チェックやバッグの中などをしっかりチェックされるので結構時間がかかります。
乗船したときにはだいぶ席が埋まっていたので「1時間前到着でも遅かったなぁ」という印象。

ランドマーククルーズ
2階のデッキに席を確保。

指定席ではないので座席は早いもの勝ち。クルーズがスタートすると皆さん好きに移動して写真を撮るのであまり座席は関係ないかもしれません。
2階前方は屋根付きガラス張りの座席があります。この時はすでに満席だったのでデッキ座席の一番右端に着席しました。
この後、寒さでガチガチに震えることになろうとは思いもせず。。。

ガイド付き1時間半のクルーズ

ガイドさんの説明を聞きながら港を出港。
往路は、ニュージャージー州寄りを進んでいきます。
出港してほどなく進行方向の左手に「ワンワールドトレードセンター」が見えてきます。
右手側にはニュージャージー州、ホーボーケン駅なども見えるのですが、多くの人がマンハッタン方面を撮影。

ワンワールドトレードセンター
ワンワールドトレードセンター
エリス島
ニュージャージー州側、移民局がおかれていたエリス島
自由の女神像
夕日と自由の女神像

自由の女神像前ではフェリーを止めて撮影タイムを設けてくれるので、ゆっくり撮影することが出来ます。

自由の女神像
女神像の足元にはたくさんの人が行列をつくっているのが確認できます。

このあたりですでに下半身が冷え切っていました。上半身は到着2日目に購入したダウンのおかげで大丈夫だったのですが、とにかく下半身が冷え冷え。
外のデッキに座っていた人たちも寒さに耐えられず半分くらいの人が自由の女神像撮影を終えると前方の屋根付きガラス張りの室内へ移動していました。

ウォール街のビル群
ウォール街のビル群
ブルックリンブリッジ
ブルックリンブリッジの下を通過します。

続けてマンハッタンブリッジ、ウィリアムズバーグブリッジを通過したところで折返しとなります。

ドミノパーク
砂糖精製所跡地につくられた「ドミノパーク」
遊覧飛行中のヘリコプター
遊覧飛行中のヘリコプターに遭遇。
高層ビル

明かりが灯ってきたビル群。高層ビルに周りの景色が映り込んで壮観です。

56レオナード

トライベッカにあるジェンガのような超高層マンション「56レオナード」。

エンパイアステートビル

出港時にライトアップされていなかった「エンパイアステートビル」もクリスマスカラーにライトアップされています。

1時間半のクルーズを終えた頃には、あたりはすっかり暗くなっていました。
「有名所のランドマークや自由の女神像は遠くから眺めるだけでいいや」なんていう私みたいな人には最適なクルーズでした。(そうでない方ももちろん楽しめます)
ただ、この時期のクルーズは防寒対策必須です。数日前にダウン買ってなかったらと思うと恐ろしい。
暖かいシーズンは気持ちよくて最高だと思います。
とにかく震えとまらず体が凍えきっていたので、クルーズ後は近くのカフェで暖かいラテを飲みながら暖を取りました。

pier 83
住所: 83 North River Piers, W 42nd St, New York, NY 10036
Circle Line公式サイト
THE NEW YORK PASS サークルラインランドマーククルーズ紹介ページ

ブロードウェイミュージカル「バンズ・ヴィジット」観劇

滞在中にミュージカルを1作品観劇しようと思っていたので、旅行前に上演中の作品を下調べしておきました。
気になるところだとサラ・バレリスが楽曲を担当した「WAITRESS」、昨年のトニー賞作品賞を受賞した「Dear Evan Hansen」、アニメをミュージカル化した「スポンジ・ボブ(SpongeBob SquarePants)」、ティナ・フェイ(サタデー・ナイト・ライブの主演として有名)が脚本を担当した同名映画をもとにした「Mean Girls」、舞台装置がすごいと話題の「FROZEN」などなど

The Band's Visit

そんな中から今回観劇したのは「The Band’s Visit(バンズ・ヴィジット)
こちら昨年(2018)のトニー賞で作品賞をはじめ計10部門を受賞したミュージカル。6月の授賞式をWOWOWで見て以来気になっていた作品です。
しかも今ならトニー賞主演女優賞を受賞したカトリーナ・レンクが主演ということで期待値MAX。

The Band’s Visit(バンズ・ヴィジット)」は、2007年公開のイスラエル映画「迷子の警察音楽隊」をミュージカル化したもので、舞台上の演奏も実際に音楽隊役の演者がこなしています。

エジプトの警察音楽隊8人がイスラエルの「ペタハ・ティクヴァ」という町に向かうはずが、聞き間違いのため「ベイト・ハティクヴァ」という名前の似た小さな町に間違って到着してしまうところから物語はスタート。
明日まで移動のバスも泊まるホテルも無く途方に暮れる音楽隊。
昼食をとった食堂の女主人のはからいで、町の住人の家に1泊お世話になることに。
迷子になってしまったアラブ人とユダヤの国で暮らす人々の交流をコミカルに描いたハートウォーミングなお話です。

The Band's Visit
The Band’s Visit – The company of The Band’s Visit. Photo Credit: Matthew Murphy.

アプリで簡単にミュージカルチケット予約

TodayTix

チケットは、観劇前日にTodayTixのアプリから予約しました。
TodayTixとは、公演間近のチケットを割引価格で購入できるサービス。
アプリ内で座席の選択、支払いまでできるのでミュージカル観劇予定の方にはおすすめです。(クレジットカード必須)
割引の割合は最大50%で、今回のチケットは30%弱の割引で$87.50(税込)。
公演日時や座席、予約タイミングで割引率は異なるので超お得なチケットを購入することも可能です。

アプリにて支払い終了後、チケット引き換え案内メールが届きます。
チケットは公演30分前にシアター前でTodayTixのスタッフから受け取ります。
メールに引き換え場所を記したマップが添付されているので特に迷うことなくチケット受け取り場所へ。
スタッフもTodayTixロゴ入りの赤いユニフォームを着用しているのですぐに分かります。
スタッフに予約時の名前を告げて封筒に入ったチケットを受け取ります。
(必要があれば決済完了メールを見せます)

「バンズ・ヴィジット」は、地味だけど良質なミュージカル作品

バリモアシアター
上演されているバリモアシアター

「バンズ・ヴィジット」は今まで見たこと無い異色のミュージカル作品でした。
出演者が少ないので群舞で魅せる派手なダンスシーンなどもなく、演奏も音楽隊を演じる演者が舞台上で生演奏するのでオーケストラピットもなし。
上演時間も1時間半と短く、途中休憩なしで一気に上演されます。(通常は1幕2幕と別れて間に休憩があります。レ・ミゼラブルなんか3時間に渡る大作のため3幕もあるし。)
ミュージカルによくある大盛り上がりな展開もなく、地味に淡々とストーリーが進んでいく作品。
でも飽きることなくあっという間にエンディング。

ミュージカルと言えば作品中にメインとなる代表曲があるものですが、この作品は見終わったあとも強烈に印象に残る曲はありませんでした。あくまでも物語の中に溶け込んで、出演者に寄り添うように音楽が使われていてわざとらしさがないのです。ちなみに主演男優が歌ったのは1曲のみ(しかも短い)というのにもビックリです。

この作品でトニー賞主演女優賞を受賞したカトリーナ・レンクはさすがの演技力。歌ももちろんですが、とにかく演技が素晴らしい。
観劇時の主演男優はトニー賞を受賞したトニー・シャルーブではなかったのですが、映画版「迷子の警察音楽隊」で同役を演じていたサッソン・ガーベイが出演していました。
主演2人の演技も素晴らしいのですが脇を固める俳優陣もとても良い。
見終わったあとも良質な映画を見た後のような気分に。
とても心が暖かくなる作品でした。

プレイビルを読むと共同プロデューサーの中に「ホリプロ」の名前を発見。ホリプロはブロードウェイ・ミュージカルを何本も日本語化して上演しているのでこの作品も?と思いましたが、イスラエルとエジプトという微妙な関係性や異文化間でおきる微妙なニュアンスの違いをアラブ系俳優が演じることで作品の雰囲気を作り出しているので、なかなか日本語化は難しいのかなぁ思います。
オリジナルキャストで日本公演やってほしいなぁ。

2022.11.15追記
風間杜夫、濱田めぐみ主演で日本版上演決定
ミュージカル「バンズ・ヴィジット」


アートにクルーズに観劇というごちゃまぜな1日でしたが色々楽しめて大満足。
この日も速攻で眠りに落ちました。

明日はいよいよニューヨーク滞在最終日。


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S.J.

S.J.

1人と1匹で気ままな賃貸暮し。 素人ですが賃貸でもできるDIYに挑戦中。 とにかく1人で行動するのが大好きなおばさんによるBLOGです。

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