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【在宅ワークスペースDIY 後編】DIYでジャストサイズの本棚を製作
長引くコロナ禍で急速に導入が進んだリモートワーク。
快適な在宅ワーク環境を整えるため、昇降式デスク(スタンディングデスク)と本棚を製作。
前回の「電動昇降スタンディングデスク」&「机下収納」製作に続き本棚を制作していきます。
前回の「電動昇降スタンディングデスク」&「机下収納棚」製作記事はコチラ
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本棚設置場所と本棚の向きについて
本棚はデスクの左側、壁とデスクの間に棚正面をデスク側に向けて設置します。
本棚正面にデスクを設置するという歪な配置だと下段の本が取り出しにくくなるのですが、デスク幅確保のため空きスペースが少ないので、あえての向きです。
上段に頻繁に使う本などを収納して、下段には過去資料や使用頻度の低い本を収納します。
下段の物を取り出す際は、デスクの高さを上げて下のものを取り出します。
通常のデスクだと厳しいですが電動昇降スタンディングデスクなので楽々取り出し可能です。
本棚の設計図と木取り図を書く
本棚の設計図ですが、デスクの設計と本棚の設計を同時で行っています。
まずは、収納する本やボックスのサイズを考慮して本棚の奥行きを決定しました。
奥行き360mm、幅はデスクの奥行きと合わせて600mmにします。
本棚を設置した残りの空きスペースに合わせてデスク幅を決定しています。
長引くコロナ禍により木材の値段が上がっているので、ワンバイ材やベニヤ板(コンパネ)を利用してなるべく安く抑えます。
枠になる部分は1×3材を利用。壁側にくっつけて設置するので棚背面(背板)には広い面積の木材を使わず1×3材で部分的に補強します。
棚上下の天板と底板はベニヤだと強度的に不安なのと見た目の問題で厚さ20mmの集成材にします。
棚板には12mmのベニヤ板を使用します。位置を変えたくなっった時に簡単に対応できるよう、引き出し式にして、ベニヤ板切り口部分(棚板手前)に幕板をつけることでベニヤ感を抑えます。
棚板を真横から見た図。
手前側に30mm幅の幕板をつけることでベニヤ板の安っぽさを隠します。
設計図を元に木取り図を書き出します。
木取り図・・・木材1枚、1本から必要な材料を切り出すための図面。これがあると必要材料を無駄なく切り出すことができます。
ホームセンターでベニヤ板やワンバイ材、角材を購入し、木取り図を元にカットをしてもらいました。
コチラの他に棚板の受け用に杉瓦桟(18×18×2000)も2本購入しました。
本棚の製作
切り出した木材を使って本棚を製作していきます。
ダボ継ぎで枠組み(側面)組み立て
作業に必死で組立時の写真を撮っていないので、イラストで解説していきます。
ちなみに図面はSketchUpのオンライン版を利用しています。(ちょっと使いづらいので、もっと良いサイトやアプリをご存知の方いらっしゃいましたら情報お待ちしております)
本棚の横枠をカット済1×3材で組んでいきます。
それぞれの木材は、ダボ継ぎで接合していきます。
ダボ継ぎは以下のような工程で木材同士を接合する方法です。
釘ではなくダボ(木材の棒)で木材同士をくっつけるので、釘を使えない箇所や釘を見せたくない箇所に有効です。
ダボ継ぎは意外と難しくて、慣れるまでは木材同士がズレてしまうことがよくあります。
ダボマーカーやドリルガイド、クランプ等があると作業がしやすくなります。
天板、底板、背面補強材の取付け
出来上がった枠組みに天板と底板をビス(木ネジ)で取付けていきます。
天板と底板は、棚の奥行き幅から背面に取り付ける1×3材の厚み分(19mm)を差し引いています。
本棚背面に補強用1×3材をビス(木ネジ)で取付けます。本が落ちないように棚板取付け位置に合わせてみましたが、あまり意味ありませんでした。
これで本棚の外枠は完成。
棚板を取付けて完成
枠の内側に棚板を受ける角材をビス(木ネジ)で取付けていきます。
棚板となるベニヤには幕板を取り付けるので、幕板の厚み分を開けておきます。
角材にベニヤ板を載せると棚板完成。ベニヤ板だけだとちょっと見栄えがよろしくないので、幕板を付けてあげます。
こんな感じで、棚板の横幅に合わせてカットした木材をベニヤ板の木口にボンドで接着。クランプで固定して1日置いておきます。
ちなみに、ボンドだけでは不安だったので、カクシ釘を打っています。
カクシ釘とは・・・釘の頭部分に樹脂が付いた釘。釘を打ち込んだあとに樹脂の頭部分は打ち込まれずに表面に残るので、樹脂部分を横から叩いて落としてあげると、釘の針部分のみが木材に残り、釘跡が目立ちにくくなります。
ワトコオイル(ナチュラル)で全体を塗装して完成。
右側がデスク横に設置してみた様子。
中ほどの棚板にプリンターを設置。着席した際のデスクの高さと合わせているので、簡単にプリンターへアクセスできます。
(棚上に余っていた照明を取付けてみましたが、あまり意味なさそうなのですぐ取り外しました)
棚板はベニヤ板を角材で支えているだけなので強度が心配でしたが、全く問題ありませんでした。たわむこともなくしっかりしています。
これで完成と行きたいところですが、本棚側面が丸見えです。
このままだと中身丸見え+物が落ちてくる のでカバーをしてあげたいと思います。
本棚側面をカバーしつつ収納スペースを確保
側面をカバーする板に少し工夫を施します。
使用する材料はこちら
黒の有孔ボード(ホームセンターでカット済)。4mm厚で、黒に着色されているものを選びました。
有孔ボード(パンチングボード)は、ベニヤ板に穴を開けてあるもので、この穴を利用してフックや収納アイテムを取り付けることができます。
こちらを本棚側面に釘で打ち付けます。
取付け完了。これで本棚の中の物が飛び出してくることはありません。
さらにパンチングボード専用のアイテムを取付けていきます。
ホームセンターで購入したパンチングボード用のバスケットやフック。
有孔ボードの穴に収納アイテムを取付けていきます。
上段には、タブレットやキーボード、携帯などを収納&充電できるようにしました。
電源は本棚の後ろにUSBコンセントを仕込んで、裏側からUSBコードを引っ張り出しています。
コードは機器から外した際に落ちてしまわないように、有効ボードの穴を利用して結束バンドで固定。
黒くて分かりづらいですが、下段には電源を取れるように電源タップ(USB4口・電源コンセント4口)を結束バンドで取付けました。
快適ワークスペース完成。
その後、PC環境が変わりこんな感じに。
壁にはIKEAの壁面収納SKÅDIS/スコーディスを取付けて細々したものを収納しています。
ワークスペースはクールな感じにしようと思って黒中心にしたのですが、なんとも男前なスペースになりました。
デスク下にもコンパクトなキャビネットを置いて書類などを収納。
本棚製作にかかった費用
スタンディングデスクと本棚をDIYしたことで、ダイニングテーブルで作業していたときの不便が諸々解消できました。
なによりスタンディングデスク導入により腰痛を軽減できるのが有り難い。
本棚製作にかかった費用
木材(加工費含): ¥4,200程度
ワトコオイル/サンドペーパー/ビス(木ネジ)は自前
本棚側面収納にかかった費用
有孔ボード(加工費含): ¥1,600程度
パンチングボード用収納: ¥4,700程度
その他:電源タップ等
釘/結束バンド等は自前
ウッドショックによって木材価格が高騰しているので、ワンバイ材やベニヤを利用することでなるべく材料費を抑えてみました。
本棚側面に取り付けたパンチングボード用の収納小物が意外とコストかかってしまいました。百均のものを利用すればコストを抑えられるのですが、欲しい形状や色味が見つからなかったので仕方ありません。
以上でワークスペース完成となります!
壁側のため少し照明が暗い気がするので、今後何らかの対策を取ろうと思います。
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