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賃貸住宅スマートホーム化:照明(IKEAトロードフリ)を導入してみた
「Siri、電気つけて(電気消して)」とスマートフォンに声掛けするだけで照明のON、OFFができるスマートホーム。
生活利便性UPのため我が家をスマートホーム化すべく、まずは照明から取りいれてみました。
スマートホームって何?
そもそもスマートホームってなんでしょう。
スマートホームとは、IoTやAIの技術を活用し、スマートフォンやAIスマートスピーカーなどの制御デバイス、テレビ、照明器具などの生活家電やエアコン、給湯器、スマートロック、インターホン、シャッター、換気システムなどの住宅設備などのデバイスを接続し、より快適な生活を実現する住宅のことで、スマートホームに対応した住宅をIoT住宅、またスマートホームに対応したマンションをIoTマンションと呼称することもある。
Wikipedia
つまり、様々な電化製品をネット環境に接続してスマホや声、スマートリモコンを使って操作できるようにすること。です。
AIスマートスピーカー(AlexaやGoogleアシスタント)やスマホ(Siri)に話しかけることで電気・テレビ・エアコンなどをつけたり消したりできるので、壁のスイッチを押す必要がありません。
少しずつスマートホーム化している我が家ですが、今では照明、エアコン、テレビ、玄関ドアロック、扇風機、ロボット掃除機を声(Amazon Alexa)で操作できるようにしています。
外出先からでも操作が可能なので、帰宅途中にエアコンを付けて部屋を温めておいたり、防犯のため外出先から照明をONにしたり、留守中にロボット掃除機で部屋を掃除したり大活躍です。
IKEAのスマート電球:トロードフリ
スマートLED電球の有名所はPhilips HueとIKEAトロードフリ。
機能性を求めるならPhilips Hue、お得さを求めるならIKEAトロードフリといったところです。
(SwitchBotやアイリスオーヤマなどからも続々発売されています)
スマートLED電球は複数購入予定なので安価なIKEA「トロードフリ」を導入することにします。
「トロードフリ」シリーズはスマートLED電球はもちろんのこと、リモコンとセットになったもの、スマートフォンやスマートスピーカー端末からの操作を可能にするゲートウェイとセットになったものまで様々な商品ラインナップが用意されています。
ライティングレール(ダクトレール)と照明機器の購入
まずは、リビングの照明をスマートホーム化していきます。
我が家のリビング天井にはシーリングライト取付け用の「ローゼット」と、すでに設置されている「埋込式LEDダウンライト」があります。
設置済みの埋込式LEDダウンライトはLED電球と機器一体型のもの。電球交換ができないので電球交換の必要なスマートホーム化は断念。改めて別の方法を考えることにします。
とりあえず天井のローゼットに照明器具を取り付けてスマートLED電球を導入することにします。
写真のようなペンダントライトを1つ設置するのもいいのですが、インダストリアルな雰囲気を演出できるライティングレール(ダクトレール)を設置して、ペンダントライトとスポットライトを組み合わせてみたいと思います。
上記のように直接、天井にダクトレールを取り付けることは無理ですが、賃貸でも天井の引っ掛けシーリングやローゼットにライティングレールを取付けることが可能です。
天井の取り付け部分が「引っ掛けシーリング」か「ローゼット」かによって取付けられるライティングレールが異なりますので、器具にあったライティングレールを選ぶ必要があります。
我が家は、埋込式ローゼットなので、ローゼットに取付可能なライティングレールを探してみました。
購入したのはオーデリック製のライティングダクトレール1m
180度回転可能で片側にスライド(30cm)して使用することもできます。
汎用性を考慮してこちらにしましたが、設置してしまうとほぼ動かすことはないので汎用性のない安価なものでも良かったなと思いました。
スライドや回転可能なものは、天井の梁や障害物などがある場合、これらを避けて設置することができるので、天井の構造によっては汎用性のあるものを選ぶと良いかと思います。
私が購入したものの価格は8,400円ほどでしたが、シンプルなものだと半額ほどで購入可能です。
ライティングレールだけでは電球を取り付けることができないので、電球を取り付けるためのソケットも準備します。
照射角度を調整できるスポットライト、6個セットで3,000円程度のものを購入。
購入予定のIKEAトロードフリ電球の口金に合わせて、口金がGU10タイプのものになります。
DiCUNO ライティングバー用スポットライト GU10口金 配線ダクトレール用器具 ライティングレール LED対応 ホワイト 6個セット (電球なし)
スポットライトとあわせてペンダントライトも設置する予定なのでペンダントライトを取り付けられるライティングレール用プラグも準備します。
東芝ライテック ライティングレール用引掛シーリングボディ(白) NDR7010
これで照明器具の準備はOK。
続いてスマートLED電球を準備します。
スマートLED電球(IKEAトロードフリ)と周辺機器の購入
照明のスマートホーム化に必要なもの
IKEAのスマート照明トロードフリを使ってスマートホーム化を実現するには
・スマート電球(LED)
・スマートデバイスコントローラ(リモコン)
・ゲートウェイ
・Wi-Fi環境
3種類の機器とWi-Fiが必要になります。
さらに音声で機器を操作するためには、Alexaなどのスマートスピーカーも必要です。
スマート電球の他にリモコンがあれば、照明の操作は可能です。
しかし、アプリを使ってスマートフォンで操作したり、スマートスピーカーを使って音声で操作する場合は「ゲートウェイ」という機器が必要になります。
ゲートウェイとルータを接続することでスマートフォンやスマートスピーカーを通して、アプリや音声で照明を操作できるようになります。
ゲートウェイを使ったセッティング完了後、リモコンはほぼ使わなくなるのですが、セットアップの際に電球を認識(ペアリング)させるためにリモコンが必要となります。
スマート電球の種類
スマート電球についてはサイズ、ルーメン違いで数種類用意されてます。
電球とゲートウェイ、リモコンがセットになったキットも販売されているので組み合わせを考えながら必要なものを購入していきます。
様々な種類がありますが、購入の際には電球の口金サイズや明るさ、機能を確認します。
口金=電球を嵌め込むソケット部分のサイズです。E10、E17、E26などのサイズがありますので電球をつけるソケットのサイズと形状を必ず確認します。
ルーメン=LED電球の明るさの単位です。白熱電球の40Wが485ルーメン以上の明るさになります。以下が一般的な白熱球のワットとルーメンを比較した表になります。
調光=電球の明るさを調節できる機能です。リモコン、スマホで調整できます。スマートスピーカーに話しかけることでも調節可能です。
光の色=IKEAの電球は様々な色があります。パッケージに記載されているマークで光の色を確認することができます。
種類によっては、白っぽい光から暖色系に変更できるものや青や赤にカラーチェンジできるものもあります。
(カラーチェンジできるタイプにゲートウェイとアプリをプラスすると、用意されている20のプリセットの光色・色温度から選択可能。さらに1600万のカラーオプションから自由に設定することもできます。)
電球のパッケージ上部や、側面にあるマークを確認することで色や機能を確認することができます。
IKEAで購入したもの
ダクトレール照明に取り付けるスマート電球とその他の機器をIKEAに買いに行ってきました。
購入したのはコチラ。
LED電球(GU10/400ルーメン/調光可能/色温度調整)3個とリモコンがセットになった「リモコンキット」+追加の電球を単品で3個
リモコンキットは6,999円、LED電球は1個999円で調光・色味調整ができるようになっています。
さらに、ゲートウェイを単品で1個、LED電球(E26/1000ルーメン/調光可能/色温度調整)を1個
ゲートウェイはルータに繋げてスマートホーム化に必要なもので4,999円、ペンダントライト用のLED電球1個は2,499円で調光と色味の調整が可能なものです。
こちらのLED電球
全長11cm、幅も6cmほどと割と大きめなので取り付ける照明器具にサイズが合うか確認が必要だと思います。
ライティングレール(ダクトレール)取付けとスマート照明のセッティング
ライティングレールの取付け
説明書を見ながら天井のローゼットにライティングレールを取付けます。
ローゼットに嵌め込むだけなので簡単に設置完了。
レールにスポットライト用ソケットをカチカチと嵌め込みます。
ソケット横のボタンを押しながらレールにはめてクルッと90度回すだけでこちらも簡単に取付可能。
ソケット自体も360度回転、上下にも90度調整できるので好きな位置に光を当てることができます。
ペンダントライト用プラグも取り付けて電球を取り付ける準備完了。
スマート照明のセッテイング
スマート照明セッテイングの大まかな流れは公式動画が分かりやすいです。
アプリの導入とゲートウェイの認識
スマホやスマートスピーカで利用するには「IKEA Home Smart」アプリのインストールが必要です。
スマホにアプリをインストールしておきます。
ゲートウェイを電源に接続して、付属のLANケーブルでルーターとつないでいきます。
こちらがゲートウェイ。電源コード、LANケーブルが付属しています。
余ったケーブルを本体内に格納できるので表に出るケーブルの長さも調整可能です。
ちなみにゲートウェイに接続できるデバイスは50個まで、各グループ(部屋ごと等)に最大10個の光源と1つの操作デバイス(リモコン、ワイヤレス調光器など)を接続できます。
スマホの「IKEA Home smart」アプリを起動してゲートウェイを認識させます。
ゲートウェイ裏にプリントされているバーコードを読むことで認識されます。
接続が成功するとアプリの画面が「おめでとうございます!」に切り替わります。
ゲートウェイとアプリの接続にはWi-Fiの電波帯域2.4GHzを選択する必要があります。5GHzの電波帯域では接続できません。
接続できない場合、スマホの設定画面から無線LANルーターの周波数2.4GHz帯が選択されているか確認しましょう。
2.4GHz帯の名称は、無線LANルーターに貼ってあるラベル等に記載されています。
続いて、ゲートウェイとリモコンをペアリングします。
リモコンの裏側を開けて電池をセット。赤丸部分のボタンを素早く4回押した後、長押しするとリモコンのライトが点滅してリモコンのセット完了です。
続いて、スマホのアプリ画面で追加するデバイスを選択して(ここではリモコン)、ゲートウェイの近く(2cm以内)でリモコンの赤丸部分のボタンを10秒間押しっぱなしにしてペアリングします。
成功するとアプリ画面にメッセージが表示されます。
スマート電球のペアリング(認識)
ゲートウェイとリモコンの接続が完了したので、続いてリモコンと電球をペアリングします。
アプリ画面で、追加するスマート機器を選択して(ここでは電球)、アプリの指示通りにセッティングをしていきます。
スマート電球をソケットに取付けて壁のスイッチを押して電源ON。照明が付いた状態にします。
電球の近く(5cm以内)でリモコン裏のボタンを10秒間押しっぱなしにします。
しばらくすると電球が暗くなったり明るくなったりを数回繰り返してペアリング完了。
残りの電球も順次ペアリングします。
複数の電球をペアリングする場合、電球同士の距離が近く干渉してしまうので、面倒ですが1つ取付けてペアリングして取り外すということを繰り返します。
電球がペアリングされるとスマホアプリにも電球が追加されます。
リビングというグループを作成してペアリングした全ての電球をリビングというグループに入れてグループ化してあげます。
グループ化することで複数の電球を同時に操作できます。
以上でスマホのアプリから照明の操作が可能になります。
Apple HomeKitにも対応しているので、iPhoneであればSiriを呼び出して照明ON/OFFすることも可能です。
その他Amazon AlexaやGoogleアシスタントなどと連携して音声で操作することも可能です。
IKEAトロードフリは、Philips Hueと比べると機能面で劣りますが、基本的な機能(調光・色温度変更)は備わっているし、なにより導入コストを抑えられるので、試しにスマート照明を取り入れてみようかという方にはオススメです。
むしろ普段の生活では、基本的な機能しか使用しないのでトロードフリで十分です。
現在はAmazon Alexaと連携させて、手元にスマホがなくても家のどこにいても声で照明を操作できるようにセッティング済み。
何度もスイッチのところまで行く必要がなくとても快適で、怠惰なスマートな生活をしております。
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