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賃貸でも諦めない!貼ってはがせる壁紙で簡単にお部屋のイメージチェンジ

DIY

賃貸暮らしにマストな原状回復をクリアしつつ、お部屋の印象を大きく変えるなら壁紙を貼るのが手っ取り早くてオススメです。
賃貸だと既存の壁紙を傷つけないことが大前提。
最近では、既存の壁紙を傷つけない貼ってはがせる壁紙をネットや店舗で購入することができるのでとても便利です。
数年前にこの壁紙の存在を知って、過去の家、現在の家と複数枚の壁紙を貼ってきました。
数種類の壁紙を試してみましたが、不織布(フリース)でできた輸入壁紙を「貼ってはがせるのり」でビニールクロスの壁紙上から貼る方法が簡単で確実だと思います。

不織布(フリース)の輸入壁紙とはがせるのりなら現状回復できるので安心

原状回復前提、賃貸暮らしの壁紙選びのポイントは
・不織布(フリース)製の壁紙を選ぶ
不織布(フリース)でできた壁紙なら壁紙をはがした際に裏紙が残らずきれいにはがせます。
・「貼ってはがせるのり」を使う
粘着力の弱い「貼ってはがせるのり」を使うことで下地を傷つけることなく壁紙をはがせます。
・ビニールクロス製の壁紙の上にはる
「貼ってはがせるのり」はビニールクロス製の壁紙の上に貼ります。ビニールクロス製の壁紙であれば傷つけること無くきれいにはがせます。

壁紙には主に不織布(フリース)素材と紙素材があるのですが、輸入壁紙には不織布でできたものがたくさんあります。
不織布は丈夫で破れにくいので、多少手荒く扱っても破れず作業がしやすいのが特徴。
さらに紙やビニールと比べて水に濡れても伸び縮が少ないので初心者にも扱いやすい素材と言えます。
乾いてからも縮みが少ないので粘着力の弱い「貼ってはがせるのり」をあわせて使用することで賃貸の壁にも安心して使用できます。

ちなみに
以前の家(賃貸)で、はがせるのりを使って不織布(フリース)輸入壁紙をビニールクロス製の壁に貼って4年。
退去時に壁紙を剥がしてみましたが、破損なくきれいに剥がれました。
壁にのりが残って少しザラザラしていましたが、濡れたタオルで軽く拭くだけで元通り。
家具などを運び入れる引越し前に壁紙を貼ったので、もともとの壁紙は入居時と変わらずきれいなママ。
退去時の修繕費もいっさい発生しませんでした。

白い粉状ののりを水に溶かして使用します。

はがせるのり

ちなみに原状回復が必要ない場合は、通常の壁紙用のりがしっかりときれいに貼れます。溶かす必要もなくそのまま使えるので楽です。

注意
「貼ってはがせる粉のり」を使用しても、下地(元から貼ってある壁紙の素材)によってはきれいにはがせない場合もあります。
一般的な賃貸によく使用されているビニールクロスの白い壁ならば問題ありませんが、異なる素材の下地だときれいにはがれない可能性がありますので、心配な場合は目立たない狭い場所で事前に実験してみることをおすすめします。
賃貸でもアクセントウォールなどがあると、そこだけ紙素材の壁紙だったりします。

ビニールクロス製壁紙

我が家の白い壁(賃貸によくみられるビニールクロス製)
こちらは「貼ってはがせるのり」を利用して不織布の壁紙を上から貼れます。

紙製壁紙

我が家のアクセントウォール(おそらく紙製)
こちらは壁紙をはがす際に一緒にはがれる恐れがあるのでそのままにしています。

その他にも輸入壁紙には利点があります。
・通常の壁紙より幅が狭いので一人でも貼りやすい。(通常90センチ、輸入壁紙50〜60センチ)
通常の壁紙は横幅が1メートル近くあり、素人が一人で貼るにはなかなか大変です。それに比べて輸入壁紙なら50数センチ程度なので女性一人でも作業がしやすいのです。
また輸入壁紙には両サイドに耳がないので、貼る前に耳を切り落とす作業も不要です。

・デザインが豊富
輸入壁紙は、色・柄が豊富にあります。
ウィリアム・モリスやピート・ヘイン・イークなど有名デザイナーによりデザインされた壁紙を購入することも可能。たくさんのデザインの中から好みの壁紙を探すだけで数時間が過ぎるなんてことも良くあります。

輸入壁紙と道具が購入できるお店

貼ってはがせる壁紙が購入できるお店でオススメなのは「WALPA(ワルパ)」さん。
海外の人気壁紙を豊富に取りそろえてあり、国内在庫がないものは海外からの取り寄せも可能です。
WALPAを運営されている株式会社フィルさんはネットショップ「壁紙屋本舗」も運営されています。
公式サイトや楽天にも店舗がありますので、そちらからも壁紙やのり、道具一式を購入することができます。
WALPA公式サイト
壁紙屋本舗公式サイト
壁紙屋本舗 楽天市場店
WALPA実店舗は大阪と東京にあります。
以前は福岡市内にも店舗があり、お店でワークショップ(貼り方教室)に参加させていただいたり実際の壁紙やサンプルを手にとって確認することができたのですが、残念ながら2017年10月をもって閉店となりました。

貼り方教室ワークショップ

店舗内で定期的に貼り方教室などのワークショップが開催されているので、初心者の方も安心です。(福岡店のワークショップにて)

店内も壁にありとあらゆる壁紙が貼ってあり、実際に貼られた状態を確認することができます。

トイレ内の壁紙は、オーラ・カイリーによるデザインによるもの。

店内の壁紙は定期的に張替えされていたので行く度に新しい壁紙に出会えてワクワクだったのですが、残念ながら実店舗には伺えないのでもっぱらオンラインショップにお世話になっています。

壁紙は、どのくらい購入すればいいの?

店舗で購入する場合もネットで購入する場合も、壁紙を貼りたい壁のサイズをきっちり測ることが重要です。
壁紙によってロール売や1mの切り売りがあります。
ロール売の場合はサイズ+αで購入することになるので(だいたい余る)いいのですが、切り売りを購入する場合は必要サイズを正確に割り出して購入することが重要です。
足りない場合は追加購入すればいいと思いがちですが、壁紙のロットが異なると同じ柄でも微妙に色味が違うなんてことがあるので、同柄はまとめて購入したほうが無難です。
そうすることでお店側も同じロットの商品を販売してくれるので、色味が違うなどの問題を避けられます。

はじめて店舗で購入した時は、壁の形やサイズを何度も図り詳しい図面を作成して持参しました。
図面をもとにスタッフさんが必要量を計算してくれたので分量を間違えることなく購入できました。
壁紙サンプルも豊富に用意されているので店舗に行ける方は、店舗での購入がおすすめです。

輸入壁紙
自作の間取りを見ながら気になる壁紙を比較検討。

ネットで購入する際は、商品画面で必要量が計算できるようになっているので
そちらを利用して必要量を購入しています。

壁紙自動計算
壁紙屋本舗楽天公式サイトにある壁紙サイズ計算画面

無地のものや、縦方向パータン(ストライプなど)の壁紙は必要な長さ分購入すればよいのですが、柄物は2枚目以降の柄合わせのため実際の長さより余分に購入する必要があります。
詳しくは壁紙屋本舗さんのサイトに詳しい説明があります。
壁紙の必要量を計算してみよう(壁紙屋公式サイト)

間違いのないように壁のサイズを測って、オンラインサイトで正しい数値を入力すれば大丈夫ですが、不安な場合はお店にメールで問い合わせましょう。相談に乗っていただけます。

はじめて輸入壁紙(不織布製)を貼ってみた話

遡ること数年前。
WALPAさんのワークショップで貼ってはがせる輸入壁紙の貼り方を教わり、一人でも簡単に貼れることを知ってからというもの、店舗やオンラインショップでいろいろな壁紙を購入してきました。

はじめて購入した輸入壁紙

WALPAさんで初めて購入したのは、PIET HEIN EEK(ピート・ヘイン・イーク)のSCRAPWOOD(スクラップウッド)シリーズ。
ピート・ヘイン・イークといえば、廃材を利用した家具などで有名なオランダ人デザイナー。

廃材を利用した家具のコンセプトをそのまま引き継いで、壁紙として作られたのがSCRAPWOOD(スクラップウッド)シリーズ。

 
 
 
 
 
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こちらのシリーズ、リアルな廃材のテクスチャがプリントされていて遠目で見ると壁紙と分からないくらいリアル。
(訪ねてきた友人も触って確かめるくらいリアル)
お値段も高めなのですが、他の木材系壁紙と比較しても一線を画すリアルさとかっこよさ。
インダストリアル、ブルックリンスタイルといったカッコイイ系のお部屋づくりにピッタリはまります。

輸入壁紙

こちら2014年購入時の写真。
1ロール(9m)¥29,160でしたが、2022年現在¥35,000程なのでかなり値上がりしていますね。

こちらの壁紙の大きな特徴として、1ロール(9m)内に同じ柄が存在しないということ。
通常は一定の間隔で同じ柄が繰り返されるので壁紙感が出てしまいますが、ロール内に同じ柄が無いことでより廃材のリアルさがでています。

輸入壁紙

こちらはドイツのメーカーrasch(ラッシュ)の壁紙。十分に木材感もありお値段もお手頃なオススメ壁紙ですが、一定間隔に同じ柄があるのが分かります。

輸入壁紙

色々悩んでSCRAPWOODシリーズの3種類を購入。

店舗内の壁にもふんだんに使われていてめちゃめちゃ素敵で一目惚れ。お値段的にお高いので相当悩みましたが魅力にやられました。

その他にもキッチン用に、フランスのデザイナーKoziel(コジエル)のレンガ柄壁紙も購入しました。

輸入壁紙を貼ってみた

輸入壁紙の貼り方はWALPAさんの動画が一番分かり易いので貼り付けておきます。

壁紙はり道具

こちら壁紙と同時に購入した道具一式。

数年前かつ一人で作業しているので、残念ながら作業中の写真はほとんどありません。
貼り方は、壁紙屋本舗さんのページがわかりやすいのでそちらを参考にしてください。
輸入壁紙の貼り方 不織布(フリース)壁紙編(壁紙屋本舗公式サイト)

ポイントとしては、カッターの刃は頻繁に折ること
カッターの切れ味が悪くなるときれいにカットできず、ガタガタになったりよれたりして仕上がりが全然違います。
私は1〜2枚分の上下をカットしたら折る、くらいの感じでパキパキ折ります。

あとは、カットする際にカッターを壁から離さないこと
カッターガイド(地ベラ)を壁にあてて固定、ガイドに沿ってカッターをスライド。

カッターの刃を壁から離さずに固定したままで、カッターガイドをずらす。

カッターガイドを固定してからカッターを動かす。
こうすることで壁紙の端をきれいにカットできます。

コンセント部分の処理

壁にあるスイッチや電話線のカバーは手とプラスドライバーで簡単に外せるので、一度外して壁紙を貼ります。
カバー部分にクロス状に切込みを入れて四角くくり抜いた後、カバーをもとに戻します。

入隅、出隅の壁紙処理

壁の出っ張り(出隅)部分はそのままぐるっと貼ってOKですが、凹み(入隅)部分は一旦カットして、続きを貼ります。入隅部分をカットしないと、のりが乾いた後空気が入って浮き上がってしまうので、めんどくさくてもカットしましょう。

かろうじて残っている写真でビフォア・アフターを簡単にご紹介。

輸入壁紙

天井近くの壁に横向きに貼るのが意外と大変、壁紙の重さで落ちてきてしまうので、養生テープで仮止めしながら貼っていきました。

輸入壁紙

こんな感じでなんとか貼れました。この一部分が変わるだけでも部屋の印象が大きく変わってきます。

少し画角が違うのですが、反対側の壁ビフォア・アフターも。

ビフォア
アフター

ドア部分は、マスキングテープを貼り、その上に両面テープで壁紙を貼りました。
年季の入ったレトロマンションだったので、インダストリアルな感じがマッチしてとても味のあるリビングになりました。

ピート・ヘイン・イークのスクラップウッドシリーズからはじまった壁紙イメチェン。
その後も色々な壁紙を試してみました。
以前の住まいですが、少しだけ写真があったのでビフォア・アフターの様子を参考までに。

トイレ ビフォア・アフター
輸入壁紙

こちらはトイレ。
raschのプレーンタイプ(ブルー)とGRAHAM & BROWNのトイレ柄の壁紙を使用しています。
おそらくトイレしか使い所がないと思われる、古いタイプの便器がいくつも描かれた壁紙。

玄関 ビフォア・アフター

キッチンで余ったレンガ柄壁紙とrachの木目調壁紙を使用した玄関。

廊下 ビフォア・アフター

こちらは玄関前の廊下。rachのイエローの壁紙で明るい印象になりました。

とういうことで、賃貸でも安心して貼れる不織布の輸入壁紙でした。
初心者でも手軽にチャレンジできるし、なによりちょっとした労力でガラッとお部屋の雰囲気を変えられるので賃貸DIYの取り掛かりとしてオススメの方法です。
是非トライしてみてはいかがでしょうか。

S.J.

S.J.

1人と1匹で気ままな賃貸暮し。 素人ですが賃貸でもできるDIYに挑戦中。 とにかく1人で行動するのが大好きなおばさんによるBLOGです。

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