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ダイニングテーブルをDIYで作る 後編:テーブル製作編
新居に引越し後、食事をしたり作業ができるテーブルを置きたい!ということでダイニングテーブルを自作することにしました。
リサーチや材料調達については前回の記事をご覧ください。
2020.04.24
ダイニングテーブルをDIYで作る 前編:リサーチ&材料調達編
集成材の1枚板と鉄脚(アイアンレッグ)でダイニングテーブルを自作してみました。...
材料も揃ったので、いよいよテーブル製作開始です。
天板オイル塗装前の準備
かなりお得なお値段で天板を入手することができましたが、板の表面には節も多く穴が空いている箇所も見られます。そのままで使用するには難があるので、板の表面にある節部分の穴をパテで埋めていきます。
パテがある程度乾いたら、240番のサンドペーパーで木目に沿って板全体をヤスリがけしていきます。
角部分もヤスリがけして少し丸みを出しておきます。こうすることで仕上がり時の手触りが違ってきます。
天板は結構な面積があるのでヤスリがけだけでなかなかの重労働でした。
広い面積をヤスリがけする際、電動サンダーがあれば楽に作業できます。
天板裏面の塗装
今回は天板をより滑らかに仕上げるため「ウェット研磨」という方法で塗装していきますが、裏面は見えないのでシンプルにワトコオイルを2度塗りするだけにします。
天板裏面にオイルを塗って鉄脚を付けたあとに天板表面をウェット研磨していこうと思います。
板面がきれいな方(表面)を下にして、裏面にハケでワトコオイルを塗っていきます。
あまり厚くならないように、ヤスリがけと同様に木目に沿って塗っていきます。
塗り終わったら15分〜30分くらい放置してオイルを染み込ませます。
ウェスやいらない布等で表面に残ったオイルを拭き取ります。
裏面なので、もう1度オイルを塗って15分〜30分くらい放置した後に再度拭き取るだけで終了。
ある程度乾くまで1時間ほど放置します。
鉄脚(アイアンレッグ)の取り付け
天板裏に鉄脚を付けていきます。鉄脚は真っ直ぐではなく少し斜めに傾斜しているので、天板の角ギリギリに取り付けるとテーブル天板の外に脚の下部が飛び出してしまいます。
テーブル側面を壁際にピタリとくっつけたいので鉄脚の下部が天板の範囲からはみ出さないように天板の内側にビス(木ネジ)止めしていきます。
裏返した天板を壁際(部屋の角に天板2辺をくっつけます)にピタッとくっつけて、鉄脚下部が壁に当たるように仮置して位置合わせ。
ネジ穴部分や取り付け部分に鉛筆で印をつけます。(写真撮り忘れました 汗)
辺から印までの距離を測りその他の鉄脚3つの角にも同じように印をつけていきます。
ビス(木ネジ)は、鉄脚に付属していた4×20のタッピングネジを使用しました。
天板の厚さが24mmなので長さ20mmで問題ありませんが、天板が20mm以下もしくは30mm以上の場合は別途ネジを用意する必要があります。
天板の割れを防ぐためとネジをスムーズに締め込めるように印をつけたネジ穴部分に下穴を開けておきます。
マメてりあさんの商品ページ説明を参考にネジ止めしていきます。
1→2→3の順で半分くらいまでネジを締め込んでから3→2→1の順で最後までネジを締め込みます。
すべての脚の取り付けが完了しました。
反り止めの取り付け
鉄脚を取り付けた天板に反り防止の「反り止め」をビス(木ネジ)止めしていきます。
反り止めは木目と垂直になるように取り付けます。
木材は湿気や乾燥などの環境下で収縮や膨張して反ってしまったり、割れが起こることがあります。
木目と垂直方向に反り止めを入れてあげることで、大きな反りを防ぐことができます。
以上で裏側完成。
残りは天板表側のウエット研磨となります。
天板表面のウエット研磨
テーブルをひっくり返して表面にオイル塗装していきます。
ほぼ完成に近い状態です。脚がついたことで高さが出て塗装しやすくなりました。
ヤスリがけは終わっているので、裏面と同様にワトコオイルを塗装して15分〜30分乾燥させます。
浮いてきたオイルを拭き取って、さらに1時間ほど乾かします。
2度目の塗装を施します。
2度目の塗装が終了したらオイルが乾かないうちに研磨していきます。
オイルで濡れた状態の天板を研磨していくので、耐水性サンドペーパーを使います。
耐水性ペーパーは通常のものより防水性に優れており濡れた状態でも研磨ができます。
ここでは最初に利用したものより目が細かい400番の耐水ペーパーを使用しました。
オイルが乾かないうちに木目に沿って研磨していきます。
こうすることで研がれた木屑がオイルと混ざりながら板面の小さいキズに入り込んで滑らかな手触りになるそうです。
ウエット研磨が終わったらオイルをしっかり拭き取って、完全に乾くまで丸一日放置します。
オイルが浮き出てくることがあるので、たまに拭き取りつつ気長に待ちます。
ワトコオイルは完全に乾くまで匂いがありますが、1週間もすれば消えるので気になる場合は常時換気できる場所で乾燥させると良いかと思います。
ダイニングテーブル完成。
見た目ではわかりにくいですが、ウエット研磨していない裏面と比べると手触りが全く違います。
少しの手間でこんなに変わるとは驚きです。滑らかでスベスベ。がんばって磨いたかいがありました。
ダイニングテーブルとしての利用を考えると水濡れが心配なのでさらにワックスを上塗りしようかとも考えましたが、テカりすぎは好みではないので、このままにすることにしました。
ワトコオイルには、ある程度の撥水効果があるので水をこぼしても放置せずにすぐに拭き取ればいいですし年に1度はオイルの塗り直しメンテをしてあげるので問題なし。
ウエット研磨の一手間はありますが、大型家具の割に簡単にできるし、ジャストサイズのテーブルを作れるので初心者の方にもオススメのDIYです。
ダイニングテーブル製作にかかった費用
ダイニングテーブル製作にかかった費用
(価格は2020年3月時点のものです)
天板用の板: ¥3,980
鉄脚: ¥8,980
反り止め: ¥880(送料別)
ワトコオイル/サンドペーパー: 自前
ネジが付属していたのとワトコオイルやサンドペーパーは自宅にあるものを使用したので材料費のみで予定よりお安く仕上がりました。
最後にワトコオイルを使用する際の注意点
ワトコオイルは引火性の液体です。
塗装作業中は窓を開けるなど換気をして火気のないところで使用しましょう。オイルを拭き取るのに使用したウェスや布は発火の恐れがあるため、必ず水に濡らしてから処分するようにしてください。
私はワトコオイルを取り分けた容器内に使用済みのウェスや布を入れて、その中に水を入れて染み込ませてから処分しています。
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